鍼刺介入による痛み情動の神経回路機構研究の進展

ZHANG Ren-zhen ,  

MA Cui ,  

DOU Ting-ting ,  

LI Li ,  

LU Hong-yu ,  

SU Ming-li ,  

YAN Xing-ke ,  

摘要

痛み情動の発生と発展は、中枢神経回路の構造および機能変化と密接に関連している。鍼刺は痛み情動を効果的に緩和し、痛みに関連する不安、抑うつ、および痛み嫌悪記憶などの負の情動を軽減する。その機構は鍼刺が特定の神経回路機能を調節することと密接に関連している。本稿では鍼刺介入による痛み情動関連回路を整理し、不安に関連する回路として前帯状皮質腹側→視床(rACC^Glu→Th)、前帯状皮質腹側→背側縫線核(rACC^Glu→DRN)、前帯状皮質腹側→腹外側導水管周囲灰白質(rACC^Glu→vlPAG)、基底外側扁桃体→前帯状皮質腹側(BLA^CaMKⅡ→rACC)、中脳腹側被蓋野→伏隔核(VTA^DA→NAc)を含み、抑うつに関連する回路は辺縁下皮質→基底外側扁桃体(IL^CaMKⅡα+→BLA)、痛み嫌悪記憶および報酬に関連する回路は辺縁下皮質→伏隔核(IL^Glu→NAc)である。鍼刺はrACC^Glu→Th、rACC^Glu→vlPAGを抑制し、rACC^Glu→DRN、BLA^CaMKⅡ→rACC、VTA^DA→NAc回路を活性化して鎮痛および抗不安作用を発揮し、IL^CaMKⅡα+→BLA回路を抑制して鍼刺の鎮痛および抗うつ作用を発揮し、IL^Glu→NAc回路を活性化して鍼刺の鎮痛および痛み嫌悪記憶および報酬調節作用を発揮する。これは鍼刺治療における痛み情動の神経回路機構研究および応用の参考となる。

关键词

痛み情動;神経回路;鍼刺;不安;抑うつ;痛み嫌悪記憶

阅读全文